メルスモンとラエンネックの違いは?

marusumon-raennekku-tigai 更年期

プラセンタ注射を調べていると

「メルスモンとラエンネックって何が違うの?」

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

どちらも同じ「プラセンタ製剤」ですが、
実は適応や使い方に違いがあります。

この記事では、看護師の視点から
メルスモンとラエンネックの違いをわかりやすく解説します。


メルスモンとラエンネック中の有効成分

メルスモン

ヒト胎盤由来のプラセンタ製剤 (販売開始は 1956年 10月~)

・更年期障害(保険適用は45歳~59歳)

・乳汁分泌不全(産後1年以内で母乳の分泌が不十分な場合保険適用)

に使用される医薬品です 

薬品の組成を見ると 1A(2mL)中に有効成分(プラセンタ)は100mg 入っています

 副作用:5%以上に 注射部位の痛み、赤味が出る可能性。0.1~5%未満で悪寒、悪心、発熱、発赤、発疹


ラエンネック

ヒト胎盤由来のプラセンタ製剤 (販売開始は 1974年 7月~)

ですが、主に

  • 慢性肝疾患

に対して使用されます(保険適用)

薬品の組成は 1管(2mL)中に 有効成分(プラセンタ)は 112mg 入っています

添付文書には 安全性評価として 114例中 副作用は1例(0.7%)と書かれています。

副作用の出現確率は頻度不明なものもありますが

0.1~1%未満に 発疹、発熱、かゆみ、注射部位の硬結 1~5%未満に 注射部位の疼痛 の記載がありました


有効成分は ラエンネック 112mg > メルスモン 100mg  

ラエンネックのほうがプラセンタ濃度が濃いです

項目メルスモンラエンネック
主な適応更年期障害慢性肝疾患
保険適用あり(更年期)あり(肝疾患)
目的ホルモン・自律神経改善肝機能改善

成分は同じなの?

どちらも 成分は同じ

ヒト胎盤由来成分(ヒトプラセンタ)

製造方法や適応・有効成分量などが異なります

どんな成分?

プラセンタはヒトの胎盤由来の抽出物を有効成分とする医薬品です

メルスモンの添付文書によると…

アミノ酸(リジン、アラニン、アスパラギン酸、ロイシン、グルタミン酸、グリシン、バリン、セリン、チロシン、フェニルアラニン、スレオニン、アルギニン、プロリン、イソロイシン、メチオニン、ヒスチジン…)※添付文書より、現在定量されているものとして記載

その他、ペプチド、ビタミンなど複数の生理活性物質を含んでいます。

これらが複合的に作用して、更年期障害などの改善に関与すると考えられています。

ラエンネックの添付文書によると…

有効成分に関する理学的知見は、有効成分を単一 または複数の物質に特定することはできないと書かれています。

美容効果は?

それぞれの適応する疾患については 上記のとおりですが・・・

美容効外科では美容効果をうたっているし、気になりますね

結論から言うと

肌・疲労・自律神経に効くとされています

詳しくはこちらのブログへ プラセンタ注射の美容効果は?美肌・疲労回復・更年期への作用を看護師が解説 | 看護師むぎの健康Lab.

実際の使い分け

医療現場では

  • 更年期症状 → メルスモン
  • 肝機能改善 → ラエンネック

と使い分けられることが多いです

上記は保険適用の場合ですが、自費診療になる場合…

・美容目的や疲労回復(美容外科などでの プラセンタ注射)

・自律神経失調症など… あります

美容目的ではラエンネックを使うところが多いイメージです

私の体験

私は更年期症状でメルスモン注射を受けています。

  • だるさの軽減
  • 疲れにくさの改善
  • ホットフラッシュ改善
  • 指関節の痛み改善

の症状改善を感じました。


注意点

プラセンタ製剤は

  • 医師の診断のもとで使用
  • 感染症リスクは完全否定できない
  • 一度プラセンタを接種したら 一生涯 献血 できません!(血をあげられない)    【輸血(血をもらう)はできます】

などの注意点があります。


まとめ

メルスモンとラエンネックは

  • どちらもプラセンタ製剤
  • しかし適応が異なる

という違いがあります。

自分に合った治療を選ぶためにも、医師と相談することが大切です。

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